Rolling Stones『Got Live If You Want It!』

〈FUJIFILM X-E2 + XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS〉

ローリング・ストーンズが1965年にリリースしたEP盤『Got Live If You Want It!』。ストーンズ初のライブ盤だ。

同じタイトルで66年にリリースされた12曲入りの疑似ライブ盤もあるけど、今日はEP盤の方の話。

現在こいつは単品では販売されておらず、『Singles 1963-1965』というCDボックスセットで入手出来る。

EP盤「Got Live If You Want It!」の1曲目には「We Want The Stones」とクレジットされている。

作者としてNanker Phelgeと記されているが、実は曲ではなく、観客の声援を13秒ほど収録したものだ。

黄色い声援に混じって、女性ファンが「We want The Stones!」と連呼するのである。

We want The Stones!

We want The Stones!

We want The Stones!

We want The Stones!

そしてオープニング、ソロモン・バークのカバー「Everybody Needs Somebody To Love」の演奏が始まる。

ミックがサビの部分を少し歌った後、メドレー形式で すかさず「Pain In My Heart」へと切り替わる。

こいつはオーティス・レディングのカバーだ。

その後「Route 66」「I’m Moving On」「I’m Alright」へと一気に続く。

まだストーンズが本格的にオリジナル曲で勝負する前、ロックンロールやR&B、ブルースのカバーばかりプレイしていた頃の貴重なライブ音源。

その後、オリジナルの曲を量産するようになり、さらなる飛躍を果たすようになるわけだけど、

結局のところ今もストーンズはこの頃と何も変わっちゃいないよな、とぼくは思う。

10代の頃に夢中になって聴いていた音楽を、50年経った今も同じバンドで変わらずプレイし続けている。

好きな音楽を好きなようにプレイし、世界中のファンを楽しませてくれている。ホント素晴らしいね。

先日、ニュースでミックの恋人の訃報、そしてそれに伴いストーンズのツアーが無期限延期されたことを知った。

今も眠れない夜を過ごし、話をすることもほとんど出来ないのだとか。

ミックのことを思えば辛いとしか言いようがないけど、またいつか元気な姿をファンの前に見せて欲しいと切に願うばかりだ。

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