Robert Johnson – 32-20 Blues

〈RICOH GR III + Silver Efex Pro 2〉

 

 
 

2013年からお世話になっていたJUGEMブログから、先日ここに移転してきた。
 
この記事が移転後一発目のものとなる。
 
今日は折角なので、ドメイン名に使わせてもらった、ロバート・ジョンソンの「32-20 Blues」を取り上げよう。
 
この曲は1936年にレコーディングされ、「Last Fair Deal Gone Down」とのカップリングで1937年にリリースされた。
 
32-20っていうのは32-20口径のライフルのことで、歌詞の内容は使いにやった恋人が一向に帰ってこないので、
 
手に追えなくなった彼女をライフルで撃ってしまおうか、なんて歌われる物騒な男の心情を歌ったブルースだ。
 
彼女は38口径のリボルバーを持っているんだけど、自分のライフルに比べれば大したことは無いと歌っている。
 
なんだか精神的にとても小さい男の遠吠えを聞いている様な気もする。
 
オリジナルはスキップ・ジェイムスの「22-20 Blues」。
 
心の奥に潜む悪魔を描いたブルースかもしれないけど、この男はきっとライフルを女性に向けることは無いと思う。
 
どちらかと言うと、そのライフルは自分の頭に向けようとしているのではないかな。
 
でも、それすら出来ないギリギリの精神状態をこんなイカれたブルースにして歌うことで、
 
数多の苦しみから逃れようとしているのではないかと、ぼくは思っているんだけど、どうなんだろ。

 

 

 

 

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