Rolling Stones『Black & Blue』

〈RICOH GR + My Imagination + Photoshop CS4〉
映画『Sweet Summer Sun』を観た。
2013年、ローリング・ストーンズが44年ぶりにハイド・パークで行なった凱旋コンサートのドキュメンタリーフィルムだ。44年ぶり!70年生まれのぼくが生きてきた年月とほぼ同じ時間が流れてきたわけだ。ミックもステージから観客に問いかけていたが、1969年のハイド・パークのライブを観た観客も中にはいただろう。まるで夢のようなドラマチックなシチュエイションだなぁ。映画で見る限りメンバーはすごく元気だったし、来年あたり日本で彼らのステージが観れそうな気がしてきたよ。実は映画の出来にあまり期待はしていなかったんだけど、予想に反してすごく良かった。映画の上映はもう終わってしまったけど、DVDブルーレイがリリースされたので、興味のある方はぜひ観てほしいな。

さて、話は変わって今日の音楽はストーンズが76年にリリースしたアルバム、『Black & Blue』

ミック・テイラー脱退後に次のギタリストのオーディションも兼ねてレコーディングされた一枚だ。何名かのギタリストとセッションをし、最終的にロニー・ウッドが正式にメンバーとして迎え入れられた。脱テイラー期を意識したのか、自然の成り行きかわからないけど、ファンキー色・ブラック色が強い。その辺りのテイストはビリー・プレストンの貢献度の高さが影響しているのかな?力強いビートを感じる曲が多く収録されているこのアルバムは、その後のストーンズのイメージを決定付けたようなインパクトがある。収録曲は8曲と少ないけど、バラエティー豊かな構成のおかげか、聴きごたえは十分だ。数あるストーンズのアルバムの中では比較的地味な存在なのかもしれないけど、メンバーの特徴をよく捉えたジャケットの写真も含めてお気に入りのアルバムだ。
ミックのソウルフルなヴォーカルが冴え渡る傑作バラード「Fool To Cry(愚か者の涙)」は気分が落ち込んでいる時、ぼくがよく聴いてきたナンバー。いや、落ち込んでいなくてもよく聴いているかな。この曲には何かと助けられた。
ミックが歌うソウル・バラードって本当に最高だ。もしも来日公演が実現したら、「Fool To Cry」歌ってほしいな。このが聴けたら泣いちゃうかもなぁ。
「ダディ、泣くなんてお馬鹿さんね」って歌詞の歌だけどね。たぶん泣く。



“Rolling Stones『Black & Blue』” への8件のフィードバック

  1. ひるのまり より:

    おはようございます Okadaさん
    今頃は東京あたりかな?
    「愚か者の涙」は私も大好きな曲です。
    映画あるの知ってたけど ぐずぐずしてるまに終わりましたね~
    フットワークが軽い人は いろいろ見れて得ですよ♪ 

  2. Okada より:

    ひるのまりさん、毎度です。
    あ、ぼくは大阪で自宅待機なんです(笑)。
    行きたかったんですが、家族を置いて、自分だけ東京に遊びに行くっていうのは中々言い辛くて。
    映画、すぐに終わっちゃいましたね。
    ぼくが観た時は人の入りも良くなったし、短期間の上映は仕方ないのかな。
    年に1回くらい、映画館の大画面・大音量でストーンズの映画を観れたら幸せなんですけどね~。

  3. megumick より:

    『Sweet Summer Sun』最終日、新宿の映画館はがらがらでした。
    20人くらいだったかもしれない。
    とても寂しかったな。
    ブログやFB,ツイッター等、私の周りはストーンズファンばかりなので
    変な錯覚に陥ってるのかな?
    これが現状なのかなって…
    Black &Blueはやっぱり最初に手にしたアルバムなので大切な思い出ばかりです。
    どんだけ聞いたかな?
    音とともにその頃の光景が現れます。
    確かにビリープレストン
    しばらくストーンズのピアノは彼だと思ってました…

  4. 名盤! より:

    壁のベロマークの写真いいですね!
    『スウィート・サマー・サン』良かったですよね。
    ストーンズの面々はもちろんだけど、カメラワークも見事だなと思いました。
    『BLACK&BLUE』ですが、僕も大好きなアルバムです。
    随分前にブログに書いたので、よかったら読みに来てください。
    http://open-g.at.webry.info/200504/article_3.html

  5. Okada より:

    めぐちゃん、毎度です。
    東京でもがらがらでしたか。こちもそうでしたよ。
    もしかしたら、ストーンズファンでも
    この映画が上映されているのを知らない人も結構いたんじゃないかと思います。
    実はぼくも最初東京でしか上映されていないと思い込んでいて、ギリギリになって知ったんですよ。
    でも、確かにストーンズファンってそんなに大勢いないと思いますけどね。
    ぼくはこのブログをやる前には誰ともストーンズの話なんか出来なかったですしね~。
    ぼくの場合は友達が少ないだけかもしれないけど。
    『Black & Blue』、良いアルバムですよね。
    音とともにその頃の光景が現れる、かぁ。
    きっと素敵な思い出が刻み込まれているんでしょうね。

  6. Okada より:

    名盤!さん、毎度です。
    『スウィート・サマー・サン』、観られましたか。良かったですよね~。
    そうそう、臨場感のあるカメラワークも良かったですね。
    ノリの良い観客の表情も良かったですし。
    『Black & Blue』、ディープなファンには人気のあるアルバムですね。
    ブログ、覗かせてもらいますね。

  7. 活字中毒 より:

    こんばんは。ご無沙汰してます。
    こちらでは初コメとなりますが、相変わらずフォトを基調にした素敵なブログですね!
    青と黒のコントラストが色鮮やかに迫ってきます。
    ところでぼくも50周年記念ライヴ『スウィート・サマー・サン』をBlu-rayで観ました。
    とても70歳を超えたバンドとは思えないパフォーマンスに終始、圧倒されっぱなしでした。
    今回のライヴは特に奇は衒わず、新曲を含む、ほぼ代表曲を揃えた選曲になっていましたね。だから新鮮な驚きはなかったものの、お陰で、たっぷりと職人技のようなキース&ロニーのギタープレイやミックの進化し続けるヴォーカルを聴くことができました。
    『ブラック&ブルー』はいくつか訪れるストーンズの過渡期のアルバムの一つ。多くのギタリスト、サポートメンバーが参加しているのでごちゃごちゃした印象ですけど、それがまた、新鮮でよかった。
    この頃はまだロニーが「準メンバー」でした。ジャケット裏のロニーの存在感をみると、とてもそんな風には見えないんですけど、限りなく正式メンバーに近い「準メンバー」であったことは間違いないです。

  8. Okada より:

    活字中毒さん、お久しぶりです。
    ありがとうございます・
    『スウィート・サマー・サン』、良かったですよね。
    70歳を超えてあんなステージをこなすんですから、ホント凄いですよね。
    この勢いで来年は念願のストーンズ来日を今から夢見ています。
    ストーンズはごちゃごちゃした感じのアルバムも“らしくて”良いと思います。
    綺麗にまとまっているより、ラフな感じがストーンズっぽかったりして。
    そう言えば、ぼくは最近になって知ったんですが
    ロニーが契約上の正式メンバーになったのは1993年からだったんですね。

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