〈FUJIFILM X-Pro2 + XF35mm F1.4 R + Photoshop CC〉
昨夜、ずっと楽しみにしていたノラ・ジョーンズのライブに行ってきて、まだその余韻の中にいる。
前回来日時の5年前も雨の夜だったけど、昨日も降ったり止んだりな雨の一日で、小雨の降るしっとりした夜だった。
大阪城ホールで観るライブはいつも後ろの方の席だったけど、
今回はアリーナの6列目で、小さなクラブで観ている様な臨場感も味わえた。
前回はカントリーロック系のバンド、The Candlesをバックに従えての来日だったけど、
今回は
ブライアン・ブレイド(ドラム)
クリス・モリッシー(ベース)
ダン・アイード(ギター、ペダル・スティール)
という布陣で、ジャズのリズム隊にカントリーテイストなギターが絡む、ノラの音楽性を象徴する様なバンド編成だったように思う。
円熟味が増し、貫禄さえ感じるノラの声に聴き惚れつつ、ワンアンドオンリーなピアノと
サポートメンバーの完璧な演奏が相まって、90分間のライブはとても濃厚な時間だった。
オリジナルとは違うアレンジで、歌が始まるまで何の曲か分からないものもいくつかあったけど、
オリジナルよりも良いんじゃないの?っていうくらいバッチリ決まっていた。
前座を務めたロドリゴ・アマランテも凄く良くてね。
ぼくはノラとのデュエット曲しか知らなかったけど、すっかりファンになってしまった。
たった一人で30分間、前座を務めた彼のことを、ぼくと同様知らなかった観客も多かったと思うけど、
演奏が進むにつれて、観客の空気が彼の音楽の世界に魅了されていったのを肌で感じたよ。
今日はそのロドリゴ・アマランテとノラがデュエットした「Falling」を貼り付けておこう。
良い曲だよ。